春秋山伏記プロジェクト第2回舞台公演 庄内公演
藤沢周平
春秋山伏記
狐の足あと
は、お陰さまで大好評をいただき公演を終えることができました。
おいでくださった皆さま、
応援してくださった地元実行委員会の皆さまのお陰です。
心より御礼申し上げます。
春秋山伏記プロジェクト舞台公演
藤沢周平 春秋山伏記 狐の足あと
庄内公演
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2023年
5月27日(土) 酒田市 公益研修センター公益ホール
開演 14 : 00 / 18:00
酒田市実行委員会
5月28日(日) 鶴岡市中央公民館市民ホール
開演 14 : 00 / 18:00
鶴岡市実行委員会
5月30日(火) 庄内町文化創造館響ホール大ホール
開演 18:30
庄内町実行委員会
お待たせしました!!
チケットは各実行委員会と庄内各地のチケット取扱店から、好評売り出し中です。
チケット取扱所 各取扱所で3会場5公演分を取扱いしております。
・みずほ 八文字屋
〒998-0853山形県酒田市みずほ2丁目19-10
0234-22-3144
・八文字屋 鶴岡店
〒997-0032山形県鶴岡市上畑町3-38
0235-24-3022
・庄内町文化創造館響ホール
〒999-7781山形県東田川郡庄内町余目仲谷地280
0234-45-1433
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春秋山伏記プロジェクトは
作者・藤沢周平さんが『春秋山伏記』に込めた故郷・山形県庄内地方への熱い想い。
その想いに共感した庄内地方出身のプロの俳優、表現者たちが、佐藤輝の呼びかけに応えて集まり、自らの庄内弁を駆使して『春秋山伏記』をレベル高く舞台化し、語り継ぎ、東京から広く発信するプロジェクトです。
この2023年の庄内公演は、原作者・藤沢周平さんの地元、『春秋山伏記』に描かれた架空の村・野平村の地元、7名の出演者全員の出身地・地元、その地元庄内の皆さんにご覧いただき、地元の皆さんと共にプロジェクトの活動を更に広めていく出発点です。
プロジェクトメンバー、サポーターを募っています。
問い合わせ オフィス天童 メール
2022年 東京公演 舞台写真
春秋山伏記プロジェクト第2回舞台公演
藤沢周平
春秋山伏記
狐の足あと
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左から、助次(大場圭祐)、嘉右ェ門(菅原司)、藤助(斎藤志郎)、おとし(渋谷宏美)
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左から、おます(佐々木亜希子)、大鷲坊(白幡大介)、権蔵(佐藤輝)
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左から、上田亨(ピアノ演奏)、佐藤輝、斎藤志郎、大場圭祐、菅原司、渋谷宏美、佐々木亜希子、白幡大介。
2022年 東京公演 公演パンフレット
春秋山伏記プロジェクト第2回舞台公演
藤沢周平
春秋山伏記
狐の足あと
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『春秋山伏記』公演に寄せて 藤沢周平事務所 遠藤展子
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『春秋山伏記』を舞台にかけた佐藤輝 プロジェクトアドバイザー 佐高信
庄内っ子の心意気 プロジェクト応援団長 木村隆
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案内人・利助・権蔵・作者 佐藤輝
大鷲坊 白幡大介
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おとし 渋谷宏美
藤助・広太 斎藤志郎
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助次・宗介 大場圭祐
おます 佐々木亜希子
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嘉右エ門・弥兵衛・多三郎 菅原司
音楽・ピアノ演奏 上田亨
ステージング 神崎由布子
プロジェクト事務局・制作 天童真理子
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2022年 東京公演
2022.11.4(金)〜6(日)
開演時間 4日19:00 5日13:00 18:00 6日 13:00
神楽坂・THEGLEE
春秋山伏記プロジェクト第2回舞台公演
藤沢周平
春秋山伏記
狐の足あと
藤沢周平「狐の足あと」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
出演/ 佐藤 輝 斎藤 志郎 大場 圭祐 菅原 司
渋谷 宏美 佐々木 亜希子 白幡
大介
ピアノ演奏/ 上田 亨
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構成・演出/佐藤 輝 音楽/上田 亨 ステージング/神崎 由布子
衣裳/竹林 正人 宣伝美術/COME-LAB 制作/天童 真理子
後援/山形県
協力/出羽三山神社 藤沢周平事務所 鶴岡市立藤沢周平記念館
大好評「験試し」に続く第2弾!!
「狐の足あと」
「狐は人恋しくて寄ってくるって言うさげの。
さきえちゃん、ええ女子ださげ、のぞきさ来たかの。
それとも、だだが目あてで、女狐が来たか」
「ばかこけ」
と広太は言って、顎をなでた。
『春秋山伏記』より
藤沢周平のミステリー
足あとはどこへつづくのか‥‥
藤沢周平『春秋山伏記』
村の神社の別当として羽黒山から遣わされて定住した若き里山伏•大鷲坊(たいしゅうぼう)と村人たちとの交流を、庄内地方の美しい四季の変化を背景に心暖まるヒューマンなタッチで描いた作品。江戸時代後期の農村の日常が舞台であり、そこで暮らしている村人の誰彼が主人公の異色時代小説。サスペンスに艶笑譚も織り込んで、逞しくユーモラスな人間模様が生き生きと描かれる。「験試し」「狐の足あと」「火の家」「安蔵の嫁」「人攫い」の5編からなる。作者が特に庄内弁にこだわって、庄内地方の風土と庄内人の心情を描いた物語。
狐の足あと
ほろ酔いの藤助は深夜の月の光の中で見た。遠国へ出稼ぎに行っているはずの広太の家の戸口にちらちらと灯がまたたき、ふっと灯が消えた後、戸口の前に黒い影がちらと動いたのを。
四、五回霰が降り続いたあと、厚く雪が積もった翌日、肝煎弥兵衛から大鷲坊に「すぐに家まで来てくれ」との使いがやって来た。弥兵衛宅奥座敷で待っていたのは弥兵衛と添役の多三郎、それに多三郎の息子の宗助だった。「内密の話ていうと、何ですかの」大鷲坊が訊ねた。「じつは、えらいことが持ちゃがっての」と弥兵衛は言った。
昭和53年『春秋山伏記』に出会って、この物語は、永遠に、庄内の風土、人々の人情や暮らしをつぶさに語り継ぐ庄内風土記だと感動して以来、舞台で表現したいと、ずうっと思い続けてきました。その実現に向けてプロジェクトを呼びかけ、メンバー皆さんの参加をいただきました。心から感謝しております。
佐藤 輝
春秋山伏記プロジェクト
作者が『春秋山伏記』に込めた故郷・山形県庄内地方への熱い想い。
その想いに共感した庄内地方出身のプロの俳優、表現者たちが、佐藤輝の呼びかけに応えて集まり、自らの庄内弁を駆使して『春秋山伏記』をレベル高く舞台化し、語り継ぎ、東京から広く発信するプロジェクトです。
未来へつながるプロジェクトです。
プロジェクトメンバー、応援団サポーターを募っています。
問い合わせ オフィス天童 メール
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藤沢周平さん『小説の周辺』 魯迅文学賞に
藤沢周平さんのエッセイ集『小説の周辺』中国翻訳版が、中国で最も栄誉ある文学賞とされる「魯迅文学賞」の翻訳文学部門に決まったと、文芸春秋社から発表されました。
この賞を日本人作家が受賞されるのは、2007年の大江健三郎さんの小説『さようなら、私の本よ!』以来二人目とのことです。
同賞の選考委員は「滑らかな語り口のうちに穏やかさと知恵が満ちている。翻訳者・竺祖慈氏の熟練した訳筆は真に迫り、原著者と同じような心境に至ったのであろう」と評しています。
『小説の周辺』は、自身を語ることは稀だった藤沢周平さんが、郷里・鶴岡での幼年時代、師や友との交流、創作の秘話など、人生の折々の忘れ得ぬ情景を綴った滋味深いエッセイ集です。
藤沢周平さんの日々感じ思うことを、とても繊細に、言葉そのものが輝いて揺れて語ってくれています。一言一言に頷きながら深く味わえる素晴らしい世界です。
「春秋山伏記」を形作っている藤沢周平さんの細やかな目線と重なる、とても素敵なエッセイ集。
藤沢周平さんの世界が国際的にも更に大きく広がったことを、心から嬉しく思います。
お祝い申し上げます。
2022.9.14 春秋山伏記プロジェクト 佐藤 輝
8月7日 全員参加稽古
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8月3日から 稽古始まる
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【舞台写真】撮影・天童真理子
2021
春秋山伏記プロジェクト第1回舞台公演
藤沢周平 春秋山伏記 験試し
藤沢周平「験試し」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
出演/ 白幡 大介 渋谷 宏美 大場 圭祐 ・ 佐藤 輝
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【訂正】春秋山伏記プロジェクトメンバーに佐々木亜希子さんの氏名が掲載されておりませんでした。お詫びいたします。
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2021年 東京公演
2021.10.22(金)〜24(日)
開演時間 22日19:00 23日14:00 19:00 24日 13:00
神楽坂・THEGLEE
春秋山伏記プロジェクト第1回舞台公演
藤沢周平
春秋山伏記
験試し 藤沢周平「験試し」(新潮文庫『春秋山伏記』所収)
出演/ 白幡 大介 渋谷 宏美 大場 圭祐 ・ 佐藤 輝
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構成・演出/佐藤 輝 音楽・演奏/上田 亨 ステージング/神崎 由布子
衣裳/竹林 正人 宣伝美術/COME-LAB 制作/天童 真理子
後援/山形県
協力/出羽三山神社 藤沢周平事務所 鶴岡市立藤沢周平記念館
「稲を見ろ」
大鷲坊は、大声で背中のおきくに話しかけていた。
「きれいだろうが。稲はなして(なぜ)きれいだか。命があって、生ぎているさげ、きれいだ。わかるがの? 稲だって、一所けんめい生ぎださげ、こうして稔って、きれいに光るようになった」
「・・・・・・」
「おきぐも、これがら稔らねばの。そのうち、この稲みてえに、光るようになるぞ」
『春秋山伏記』より
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